中学校給食センターの栄養教諭は、隣接する岡垣東中学校に在籍しています。感染症拡大予防のため黙食が続く中、「給食時間が少しでも楽しくなるように」「食への興味関心を高めて欲しい」という思いで、栄養教諭が月1回、各学級を訪問して「給食クイズ」を行っています。生徒は声を出さずに挙手をしてクイズに楽しく参加しています。
生徒の様子
11月は「福岡県食育・地産地消月間」にちなんだクイズでした。サラダによく使われているパプリカは岡垣町で生産されたものであることに、驚いた様子の生徒もいました。解説では、地産地消のメリットや、牛乳や大豆、うどん麺の小麦、きのこ類なども福岡県産であることを確認し、生産者に感謝して食べる大切さを話しました。
12月は、成長期に欠かせない「カルシウム」についてクイズをしました。目の前の給食の牛乳パックの表示を見て答えを探す生徒の姿がみられました。解説では、中学生に必要なカルシウムの量や、牛乳以外にもカルシウムが多く含まれる食品はたくさんあること、そしてそれらは頻繁に給食に登場していることを確認しました。
1月は「全国学校給食週間」に合わせて、給食の歴史についてクイズをしました。解説では昔の給食について写真を交えて紹介し、食糧不足で給食が食べられなかった時代があったことを思うと、今お腹いっぱい食べられるのは幸せなことだと話をしました。
栄養教諭の思い
生徒の健康と成長のためにおいしい給食を届けることはもちろんですが、生徒が食に関する関心を高め、知識を増やしていってもらえるよう、これからも様々なことを発信していきます。