住民基本台帳ネットワーク(以下、住基ネット)システムは、全国市区町村にある住民の居住関係を公証した住民基本台帳のネットワーク化を行い、「氏名・生年月日・性別・住所」の4情報と住民票コードなどにより、全国共通で本人確認を可能にしたシステムです。住基ネットを利用することにより、以下のようなことが可能となります。
A.住民票の写しの広域交付
住基ネットを利用して、全国どこの市町村でも、運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・住民基本台帳カード(顔写真付)などを提示することによって、本人および同一世帯員の住民票の写し(本籍、筆頭者が省略されたもの)の交付が受けられます。
B.転入・転出手続きの簡素化
マイナンバーカードまたは住民基本台帳カードの交付を受けている場合、付記転出届をあらかじめ転出地市町村(現住所地)へ郵送で申請し、マイナンバーカードまたは住民基本台帳カードを転入地市町村(新住所地)で提示すると、住所変更の手続きが行えます。
これにより窓口に出向くのは、転入地市町村(新住所地)の1回のみになります。