ある日、地域で一人暮らしの方が亡くなっていた。
そんな出来事があると、「もっと早く気づけていれば」「何かできたのでは」と悔やむ人もいます。
最近よく耳にする「孤独死」や「孤立死」という言葉。実は、その二つは、同じように見えて意味が大きく違います。
二つの言葉の違いを確認し、私たちにできることについて一緒に考えましょう。
「孤独死」は、一人で亡くなること
「孤独死」とは、誰にも看取られず一人で亡くなり、しばらく発見されなかった場合に使われる言葉です。ただし、これは次のような人にも起こり得ることです。
- ご近所と交流があった
- 福祉サービスを利用していた
- 地域活動に参加していた
死の原因は病気や老衰などさまざまです。日常的に交流があった人でも、急な体調悪化や事故でたまたま誰もいないときに亡くなり、発見までに時間がかかることもあります。
つまり、「孤独死」は誰にも気にされていないから起こるものではありません。これは誰にでも起こり得ることです。
「孤立死」は、つながりが途絶えた中で亡くなること
「孤立死」とは、家族・友人・ご近所・福祉サービスなど、あらゆる人とのつながりがほとんどないまま亡くなってしまった場合に使われる言葉です。次のような「社会とのつながりの断絶」が背景にあります。
- 家に閉じこもりがち
- 誰とも話さない日が続く
- 周囲が変化に気づけない
- 支援の手が届いていない
孤立を防ぐ取り組みを
孤独死があったからといって、地域が見守れていなかったわけではありません。大切なのは、次のような「孤立を防ぐ」取り組みを続けていくことです。
- 挨拶、声かけを大切にする
- 話を聞く
- 気になる変化(身だしなみに気を付けなくなった、新聞が溜まっている、電気がつきっぱなしなど)を見つける
- 行政や支援機関につなぐ
こうした小さな関わりが孤立を防ぐ大きな力となり、そのつながりの中で困っている人に早く気づき、必要な支援へとつなげることができるようになります。
おわりに
「孤独死」と聞くと、どこか寂しい印象を持つかもしれませんが、その人の生活が自分らしいものであったなら、必ずしも不幸な死ではないのかもしれません。
それよりも、私たちが意識したいのは、「誰かが孤立していないか」という視点です。
地域で支え合い、つながりを感じながら暮らせることが「孤立死を防ぐ」一番の力になります。
見守りは特別なものでなくてかまいません。日々のちょっとした気付きが命を守る力になることがあります。
皆さまの温かい目で、孤立死を防ぐことができるよう、ご協力をお願いします。
見守りや支援が必要な人で心配なことなどがあれば、岡垣町地域包括支援センターに相談してください。
詳しくは下の関連リンク「高齢者・障がい者相談」を見てください。

