岡垣町は、季節ごとにおいしい食べものがたくさんあります。
自然の恵みがいっぱい詰まった旬の食べものはとってもおいしく、栄養たっぷりです。
旬の食べものを使った簡単でおいしい料理を、岡垣町食生活改善推進会のみなさんが紹介します。
第1回は、びわを使ったスイーツ3品です。
びわとは
びわは、丸いオレンジ色のやわらかい果実で、原産は中国南西部です。日本では中国地方、九州地方など温かい地域で栽培されています。
古来よりびわの木には薬効があるといわれており、葉、実、種の全てが万能薬として利用されてきた歴史があります。
↑今回のびわは、湯川区の村田和久さんよりご提供いただきました(品種:湯川)。
びわに含まれる主な栄養素とその働き
- β-カロテンとβ-クリプトキサンチン
びわ100g中に、β-カロテンが510㎍、β-クリプトキサンチンが600㎍含まれています。これらは体内でビタミンAに変換され、髪や皮膚・粘膜の健康維持、視力の維持、のどや肺など呼吸器系統を守る働きがあります。 - カリウム
びわ100g中に、カリウムは160mg含まれています。体内でナトリウムとともに浸透圧の調節に働きます。過剰なナトリウムの排出の手助けをする作用があるので、塩分のとりすぎを調節してくれる効果があります。
びわスイーツ
その1 びわのコンポート
材料(作りやすい量)
- びわ 200g
- 白ワイン 100cc
- はちみつ 大さじ1
- 水 100cc
- レモン汁 小さじ1
作り方
- びわは皮をむいて半分に切り、種とその周りの薄皮を取り除く。
注:半分に切るときは、種に沿って包丁を入れるようにすると切りやすい。 - 鍋に1、白ワイン、はちみつ、水を入れて中火にかける。煮立ったらアクを取り、クッキングシートなどで落とし蓋をして10分煮込む。
- 2にレモン汁を加えてそのまま冷まし、熱湯消毒をした瓶に入れて冷蔵庫で保管する。
その2 びわようかん
材料(15センチ×21センチの流し缶1個分)
- びわ 400g
- レモン汁 適量
- 水 500cc
- 粉寒天 1本(4g)
- 砂糖 150g
- びわのコンポート 50gくらい(好みで増減する)
作り方
- びわは皮をむいて種と薄皮を取り除き、4等分にする。
- 鍋に水を張り、レモン汁と1を入れて火にかけてびわがやわらかくなるまで煮る。
- びわがやわらかくなったらざるにあげ、裏ごしをする。
- 鍋に水、粉寒天、砂糖を入れて火にかけ、粉寒天が完全に溶けたら3を入れて混ぜ合わせる。
- 4を流し缶に入れ、びわのコンポートの薄切りを浮かべて氷水か冷蔵庫に入れて冷やし固める。
- 固まったら、食べやすい大きさに切り分けて器に盛る。
その3 びわのヨーグルトムース
材料(プリン型6~7個分)
- びわのコンポート 100g
- プレーンヨーグルト 100g
- 牛乳 100cc
- びわのコンポートのシロップ 大さじ2
- 生クリーム 100cc
- 砂糖 大さじ1
- 粉ゼラチン 1袋(5g)→ 水(大さじ2)の中に振り入れてふやかしておく
- お湯(80℃くらい) 50cc
- トッピング用のコンポート 5個分
作り方
- びわのコンポートを適当な大きさに切り、ヨーグルト、牛乳、シロップと一緒にミキサーに入れて撹拌する。
- ふやかしておいたゼラチンをお湯に入れてきれいに溶かす。
- 氷水を張ったボールの上に生クリームを入れたボールをのせ、分量の1/2の砂糖を入れて泡立てる。
- 3に残りの砂糖を入れて7分立ちまで泡立てる。
- 1に冷めた2のゼラチンを少しずつ混ぜ合わせる。
- 5に3の生クリームを入れ、泡をつぶさないように混ぜ合わせる。
- 6を器に入れ、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
- 7が固まったら、スライスしたびわのコンポートをのせる(あればミントの葉を添える)。
岡垣町食生活改善推進会
↑今回のスイーツづくりにご協力いただいた食生活改善推進会のみなさん
岡垣町食生活改善推進会は、「私たちの健康は私たちの手で~のばそう健康寿命 つなごう郷土の食~」を合い言葉に、ピンク色のTシャツとエプロンを身に着けて活動しています。
町内に健康づくりの輪を広げるために、健康教室での調理実習の補助、町のイベント等での健康食の試食などを通じて、毎日野菜350g以上の摂取、地産地消の推進などをすすめています。