少子高齢化や核家族化の急速な進展、地域におけるつながりの希薄化などにより、人々の暮らしの基盤である地域社会の環境が大きく変化する中、福祉ニーズはますます複雑・多様化の一途をたどっています。
そこで、岡垣町では、高齢者や障害のある人、子どもなどのさまざまな領域を「地域」の視点でとらえ、今後の町の地域福祉の方向性を位置づける地域福祉計画を策定しました。
地域福祉とは
私たちが暮らす地域には、子どもから高齢者までさまざまな人が暮らしています。子どもでも、高齢になっても、障害があっても、住み慣れた地域で安心して自分らしく幸せに暮らしたいというのは、みんなの願いです。その願いを実現するためには、自助、互助、共助、公助などの重層的な取り組みが必要です。
誰もが直面する可能性のある生活上のさまざまな悩みや困りごとを「他人事」ではなく「我が事」としてとらえることで、地域の中で「お互いさま」の気持ちをもって助けたり助けられたりする「互助」のつながりを強め、『みんなが地域づくりに関心をもって参加できる仕組み』をつくるための取組みです。
計画の位置づけ
地域福祉計画
地域福祉計画は、社会福祉法第107条に基づく市町村地域福祉計画です。 地域福祉の推進のため、地域福祉活動への住民の参加を促し、住民の生活全般にわたる福祉の向上を図ることを目的としています。
地域福祉活動計画
地域福祉活動計画は、社会福祉法第109条に地域福祉の推進団体として定められた社会福祉協議会が策定するものです。住民や福祉活動を行う団体、ボランティア、事業者などの主体的な活動と、それを支える社会福祉協議会の活動について、お互いに連携することで地域での福祉課題の解決を目指し、具体的な活動を進めていく「互助」や「共助」のあり方をより明確にした計画です。
2つの計画の一体的な策定の意義
岡垣町全体の仕組みや方向性を定める「地域福祉計画」と、それを実現・実行するための具体的な取組みを定めた「地域福祉活動計画」は、ともに『地域福祉の推進』を目的としています。 岡垣町と岡垣町社会福祉協議会では、地域福祉に関わるさまざまな担い手の役割や連携のあり方を明確にし、より実効性のある計画を目指して2つの計画を一体的に策定しました。
基本理念・基本目標
基本理念
みんながつながる お互いさまの地域(まち)づくり
基本目標
- お互いに支えあう「つながり」づくり
- 地域福祉を支える「ひと」づくり
- 地域でともに生きる「環境」づくり
- 誰もが安心して暮らせる「まち」づくり
計画期間
2018(平成30)年度から2023年度までの6年間
計画書
地域福祉計画・地域福祉活動計画の詳しい内容は、関連ファイルをご覧ください。
