感染が妊娠に与える影響
妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わりません。
しかし、高年齢での妊娠や肥満、高血圧、糖尿病など、新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子を持つ妊婦は特に人混みを避ける、こまめに手を洗うなど感染予防を徹底してください。
妊婦の感染が胎児に与える影響
新型コロナウイルスに感染した妊婦から胎児への感染はまれだと考えられています。
また、妊娠初期または中期に新型コロナウイルスに感染した場合、ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低いとされています。
日頃の感染予防
一般的に、妊婦が肺炎にかかった場合には、重症化する可能性が高いといわれています。
人混みを避ける、こまめに手を洗うなど、日頃の感染予防を徹底してください。
- 密閉空間
- 密集場所
- 密接場面
という「3つの密」が同時に重なるような場所を避けてください。
相談・受診の目安
妊婦については、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合でも、念のため、重症化しやすい人と同様に、まずは早めにかかりつけ医など身近な医療機関に電話で相談してください。
かかりつけ医がいないなど相談先に迷った場合は、「受診・相談センター」に相談してください。
医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻を押さえる)の徹底をお願いします。
相談先(受診・相談センター)
福岡県宗像・遠賀保健福祉環境事務所
- 電話番号:0940-36-6098
- 受付時間:8時30分から17時15分まで(土曜日、日曜日、祝日を除く)
新型コロナウイルス感染症一般相談窓口
- 電話番号:092-643-3288
- 受付時間:夜間・休日
福岡県の相談窓口の設置について
新型コロナウイルス感染症に対して不安や困りごとを抱える妊婦への相談窓口を設置しています。
相談窓口
にんしんSOSふくおか
- 電話番号:092-642-0110
- 受付時間:9時から17時30分まで 月曜日から日曜日までの毎日(年末年始は除く)
注:メール相談は「にんしんSOSふくおか」ホームページの相談フォームから入力してください。
分娩について
現在住んでいる地域での出産をご考慮いただきますようお願いします。
分娩施設を探す際には、現在の居住地で妊婦健診を受けている医療機関の産婦人科医等と、妊娠中の経過や合併症の有無、帰省先の医療体制などを踏まえて十分に相談の上、判断してください。
また、新型コロナウイルスに感染した妊婦は、かかりつけ産科医療機関と分娩先などについて相談してください。